ウイルス検定

ラグフェイズでは、健全な苗木を販売するために、山梨大学および山形大学の協力のもと、定期的にウイルス検定を行っております。

当初、山梨県韮崎市などに母樹園を保有しておりましたが、周囲にブドウ畑が多く、媒介するカイガラムシなどを防除しきれず感染が蔓延しつつありました。特にヴィニフェラ種は感染リスクが高いようで、山形県酒田市に新保樹園を開設し、母樹の健全化を図ってまいりました。

母樹のリスクに応じてサイクルを決めておりましたが、今年は接木に用いるブドウ樹全株に対してPCR検査を行いました。対象となるウイルスは、リーフロール1~3、GVA、GVBの5種類です。

陽性株は全体の1%未満となりました。これらについては抜根し、接木には用いられません。

フランスでは5~10年に一度、アメリカでは3年に一度検定を行うことが多いと言われていますが、ラグフェイズはより厳しい基準で検定したものを生産者の方々にご提供したいと考えております。

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