マスカット品種の中で最も古いMuscut Blanc à Petits Grainsという小粒の品種は、ギリシャまたはイタリアが起源と言われている品種です。最古の文献は1304年イタリア・ピエトロのもので、ラテン語のMuscatellusという名前での記録が残っています。
マスカット特有の香りを放ち、さまざまな形態でワインが作られています。
近年のDNA鑑定により、Axina de Tres Bias(サルデーニャの古品種)との自然交配によってMuscat of Alexandria(イタリア〜南フランスで広く使われている)が生まれたことが判明しました。AleaticoやMoscato Gialloは子品種、イタリアのMalvasiaやアルゼンチンのTorrontés Riojanoなどは孫品種ということになります。
早咲きでうどん粉病、灰色かび病に弱い品種です。
ラグフェイズではマスカットブランFPS01がPCR検定に合格し、今年から徐々に栽培地を拡大しています。