シャルドネ ジンジン・クローン

西オーストラリア州のマーガレット・リヴァーは、秀逸なシャルドネの産地として有名です。これはクローンの個性によるものかもしれません。マーガレット・リヴァーで広く栽培されているシャルドネのジンジン・クローンは、ハロルド・オルモにより1957年に輸入されました。バラ房で異なるサイズの顆粒が実るため、複雑でエレガントなワインに仕上がると言われています。

このジンジン・クローンは、メンドーザまたはOld Foundation Block(OFクローン)と同一であると思われていましたが、遺伝的には異なることが近年判明しました。

メンドーザはオーストラリアやニュージーランドで話題のクローンで、アルゼンチンからカリフォルニア大学デーヴィス校(UCD)を経由して1968年にオーストラリアに持ち込まれました。

OFクローンは、アメリカのアームストロング・ヴィンヤードから持ち込まれたFPS01と言われており、オーストラリアで人気です。

これら3種のクローンは、全てカリフォルニアの古いクローンの区画に現存しますが、現在FPSにはどのクローンも登録されておらず、オーストラリア固有のものとなっています。

関連記事

  1. 採算と耕作面積

  2. マルベック

  3. 遺伝子特性の評価 – 台木

  4. Falanghina

  5. ハウスで育成中のフリー化苗3306

    成長点培養

  6. Assyrtiko

PAGE TOP