ハンガリーの主力品種、Furmint。遺伝子情報を調べると、Gouais Blancの子孫であることがわかる。 Gouais Blanc の子孫は他に、Chardonnay、Gamay Noir、Riesling 等があり、冷涼地を中心に人気を誇る品種群に属していると言えよう。
ハンガリーの主要品種で、栽培面積は4000haに達し、主にTokajで栽培されている。発芽は早いが、成熟は遅め。耐病性は弱めで、特に灰色カビ病(貴腐菌)に弱い。果実の酸味は強く、糖度も高くなる。バラ房なため、湿潤な土地でも風通しが良く、病害にかかりにくい。これらの生育上の特性を利用して、貴腐ワインが造られ、世界三大貴腐ワインの一角を占める。このほか、クロアチア(品種のシノニムはMoslavac)、オーストリア、南アフリカなどでも栽培されている。 湿潤な環境に強いバラ房で、酸味も豊かなこの品種は、雨が多く酸落ちしやすい日本での可能性を示唆している。

スペインでウニコなどの秀逸なワインをつくるベガシシリアは、1993年にハンガリーのトカイの歴史が古く著名シャトー、オレムスを買収した。Furmintからドライでパワフルなワインをつくり、人気を博している。
ラグフェイズは、アメリカ経由でFurumintを輸入し、隔離栽培を経て、栽培を開始した。ハロルド・オルモがハンガリーから輸入したFPS 01クローンである。













