ピノ・ノワールのポマール・クローンは、ハロルド・オルモによってブルゴーニュのシャトー・デュ・ポマールからカリフォルニアに持ち込まれました。
オルモが持ち込んだ枝木(UCD04)はルペストリス・ステム・ピッティングへの感染が確認されました。UCD05には112日間、UCD06には119日間の温湯処理が行われましたが、ウイルスの除去はできませんでした。生産性と品質に影響はなかったため一般に利用されていました。ニュージーランドでは、現在でもUCD5 とUCD6 として利用され、ラグフェイズでも取り扱っております。日本でも2019年よりルペストリス・ステム・ピッティングは検疫の対象から外されています。
その後、UCD04の成長点培養によってFPS91が作出され、現在ポマール・クロンとなっています。
ポマール・クローンは色調が濃く、重厚感のあるワインとなると言われています。
ラグフェイズでは、2024年よりピノ・ノワール FPS91.1をリリース予定です。