ピノ・ノワール Dijon Clones

ブルゴーニュ・モレ=サン=ドニ村のクロ・ド・ラ・ロシュで栽培されているブドウ樹の多くは、耐性が強く疾患のない、小粒でバラ房のピノ・ファンです。1954年にローラン・ポンソの祖父によりクローンの選抜が行われました。ディジョン・クローンとして知られる114, 115, 667, 777などがこれで、高品質クローンとして世界中で高く評価されています。

114:樹勢が強く、ミルランダージュを起こしやすいクローンです。フェノールが豊富で糖度が高く、芳香族化合物のアロマを有します。なめらかな舌触りで長熟向きのワインとなります。

115:小粒で密度の高い房が特徴です。自然酸度が低くアントシアニンが高いクローンで、ブラックベリーとブラックチェリーの香りを含みます。柔らかい口当たりのワインとなります。

667:樹勢は強めで、エレガントなアロマと豊富なタンニンを含みます。純度の高い果実で、熟成保存に向いています。北海道での栽培に適しているという意見もあります。

777:早熟で収量が少ない高品質クローンです。タンニンは柔らかく、力強いアロマを含みます。ブラックベリーとカシスの香りを有し、エレガントな口当たりになります。

ラグフェイズでは、これらのディジョン・クローンを取り扱っております。

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