シャルドネ FPS15 – UCD15 クローン

梅雨の多い日本では、カビなどが繁殖しにくいばら房のブドウが好まれています。

シャルドネFPS15クローンは、まさに日本の風土に適したクローンだと思います。顆粒が小さくばら房であるため、収量も少なくなります。

ヨーロッパの出自ははっきりしませんが、Dr. Walter Cloreによりアメリカ合衆国ワシントン州ヤキマ・ヴァレーのプロッサーにある実験農場で選抜され、1969年にUCディヴィスに持ち込まれました。173日間の熱処理がおこなわれてから、ウイルスの感染は報告されていません。

柑橘系の香りが強く、パイナップルのニュアンスも感じとれます。

アメリカ合衆国およびニュージーランドで使われています。プロッサー・クローンとも呼ばれています。

関連記事

  1. 台木はなぜアメリカ産の品種が使われるのか

  2. フランスにおける台木の変遷

  3. シラーとロタンドン

  4. アメリカのピノ・ノワール・クローン

  5. シャルドネのクローン

  6. Merlot

PAGE TOP