ヴィオニエはフランス・北ローヌ地方の品種で、コンドリューやアンピュイを起源とすると言われています。
DNA鑑定により、Mondeuse Blancheとは親子関係、Syrahとは親戚関係、またNebbioloとも遺伝的な関係があることが分かっています。
萌芽が早く、長枝剪定を行います。遅霜や風に弱い品種ですが、皮が厚いため灰色かび病への耐性があります。
元々は酸性土壌で栽培されていましたが、水分が少なければ温暖な地域でも育ちやすいと言われています。
ライチやバラの芳香を有し、糖度が高く酸度は控えめとなります。
単体ではコンドリューが銘醸地です。華やかな香りを醸すため、シラーと混植・混醸も行われています。コート・ロティでは、ヴィオニエは20%まで混醸できます。南側(コンドリュー側)に行くほどヴィオニエの混植率が高くなります。
ラグフェイズでは、2024年よりFPS 01クローンを提供予定です。
写真はギガルの造るラ・トュルクです。コート・ロティの中程に位置し、ヴィオニエの含有率は中程度で7%となっています。