ピノタージュ

ピノタージュ(Pinotage)は、Pinot NoirとHermitageの2つの名前を結合させて命名されました。

南アフリカ・Stellenbosch大学の教授だったAbraham Izak Peroldは、当時Hermitageとして知られていたサンソーとピノ・ノワールを受粉させ、できた種を大学内に植えていましたが、それらを忘れたまま大学を辞めてしまいます。その種から育った苗がのちにCharlie NiehausによってCJ Theron’s nurseryに移植され、接木が行われて日の目を見ることとなりました。

交配は、一般的にはビニルハウス内で行われますが、南アフリカでは露樹で行われることが多く、ピノタージュも同様でした。

樹勢は中程度で、発芽から収穫までは早めです。うどん粉病、ベト病、灰色かび病に弱い品種です。ラグフェイズの経験では、他のヨーロッパ品種に比べると樹勢は強く、病害の耐性もあると考えています。

小粒で皮が厚く、糖度の高いワインとなります。ペンキの香りや、ゴムを燃やしたような香りを持つと批判されることもありますが、赤い果実を中心とした濃厚でスパイシーな芳香を含みます。

ラグフェイズでは、6604クローンを提供しています。

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