苗木の定植に際しては、以下に注意を払うことで枯死のリスクを回避できる場合があります。
・水やり:苗木は根が未発達なので、こまめな水やりが必要です。定植の直後はもとより、降雨がない場合には土の乾き具合に応じて頻繁に根元に水をまいてください。
・温度管理:ブドウ樹の根は−5℃以下で凍死します。樹も−20℃を下回ると凍死します。保管時及び発芽時の寒さは回避しなくてはなりません。秋植えの場合は、グローチューブや藁で木を囲うことは効果があります。
・芽の切り落とし:苗木の先端には4〜5ほど芽がついていますが、最終的には1芽に集約しなくてはいけません。最先端の芽を切り落として樹が生きていることを確認することで、初期段階の枯死を見抜くことができます。
・根の切り落とし:根の先はすぐに機能を失うので、切り落としてから定植する方がそのまま植えるよりも育ちが良いようです。