ネッビオーロは、イタリア・ピエモンテの最も古い品種の一つで、1260年代の記録が残っており、1290年代にはアルバをはじめピエモンテで広く栽培されていました。
語源はイタリア語のnebbia(霧の意)で、花が咲き乱れる様子が霧のようであることに由来すると言われています。また、ブドウの収穫時期にピエモンテの丘を覆う霧を指しているという説もあります。
古い品種であるため、ネビオーロの親品種は絶滅してしまったと考えられています。
ネッビオーロは、ピノ・ノワールと同様に石灰岩泥灰土での栽培が好ましく、テロワールの違いがワインにあらわれます。また、非常に晩熟であり、他の赤ワインと比べ色合いが薄くなるのも特徴です。酸とタンニンがともに高く、ドライチェリー、ラベンダー、ローズの香りを含みます。
ラグフェイズの隔離施設で隔離栽培を行なっていたネッビオーロFPS08.1は、2022年1月に検定に合格しました。2024年以降にリリース予定です。