カリフォルニアのZinfandel(ジンファンデル)は、ヨーロッパのどこから伝わったのか長い間謎に包まれていました。2001年にザグレブ大学の研究チームが発見したダルマチアの土着品種 Crljenak Kaštelanski(ツュリエナック・カシュテランスキ)が Zinfandel の起源となったものであることがわかりました。また、クロアチアのTribidrag(トリビドラッグ)、南イタリアのPrimitivo(プリミティーヴォ)とも同じDNAであり、これらは同じ品種の異なるクローンであることが判明しました。
クロアチアのPlavac Mali(プラヴァック・マリ)は、長い間 Tribidrag と同じ品種だと思われていましたが、Dobričić(ドブリチッチ)とTribidrag の子品種であることがわかりました。
収量が多く、成熟は遅めです。肥沃さは必要ありませんが、水はけの良い土地が適しています。房は大きく、顆粒の成熟度は同じ房の中でばらつきがあります。
アルコール度数は高く、チェリーなど赤系の果実の香りを有するフルボディのワインとなります。