ピノ・ノワールのクローンは、枝の伸び方に注目して3つに分類されることがあります。
・最も広く栽培されているのはピノ・ファン(fin/細い)で、文字通り枝が細いクローンです。
・ピノ・ファンの変異種であるピノ・トルデュ(tordu/ねじれた)は、枝がねじれている特徴を有しています。
・残りの亜種はピノ・ドロワ(droit/まっすぐな)で、枝がまっすぐ上に伸びる習性から命名されています。
ピノ・ファンとピノ・トルデュは高品質のブドウを造りますが、ピノ・ドロワは生産性が高く育てやすい一方で質は低いと思われています。しかし、ラ・ターシュからオレゴン州のアーチェリー・サミットに持ち込まれたという逸話があるクローンFaux828は質の高いピノ・ドロワで、一概に切り捨てることはできません。
ラグフェイズはピノ・ノワール828を2020年に輸入し、隔離栽培に合格しました。2023年よりFaux828を提供予定です。