ピノ・ムニエ

ピノ・ムニエはピノ・ノワールの突然変異によってできた黒ブドウ品種です。葉裏が白く粉がかったようであることから、ムニエ(meunier: フランス語で粉屋、製粉の意)という名称がつけられました。

フランス・シャンパーニュでは、ピノ・ノワールやシャルドネとブレンドしてスパークリングワインが作られています。イタリアのフランチャコルタもこれと同じ製法で作られています。柔らかい味わいでフルーティーな香りのスパークリングワインとなります。

ピノ・ムニエは、ピノ・ノワールと比べて遅咲き・早熟で、酸度が高いワインとなりますが、アルコール度数や糖度は同程度です。粘土状の石灰岩が適しており、鉄分の不足に伴う白化(クロロシス)や灰色カビ病への耐性はないと言われています。

フランスでは赤ワイン品種の中で10番目に栽培量の多い品種で、シャンパーニュ地方ではピノ・ノワールに次いで多く栽培されています。

ラグフェイズではFPS05クローンの取り扱いを始めました。

関連記事

  1. マスカット・クローン

  2. フランス品種の遺伝特性

  3. 品種の定義3 – シャルドネ、ガメイ

  4. ラグフェイズの花見

  5. Calera

    カレラ / シャローン・クローン

  6. グローチューブ

    定植時に留意すること

PAGE TOP